帝國軍制式大型I=D試作機 ペセソレイユ
 正式採用名”エチオピア”



基本概念
 帝國正規軍専用機として開発された大型I=D。アートポスト・ベルクールとの共同作戦を前提に設計されている。シャトル型の飛行形態からI=D形態に変形可能。航空機形態のみで設計した方が構造上良いとの意見は多かったが、特に宇宙空間戦での柔軟な戦闘力を確保するためにI=D形態を持った。
 脚部は歩行にはあまり適しておらず、着地の大衝撃に耐えるランディングギアとしての役割が大きい。I=D形態でも背部ロケットエンジンが使用可能で、ビル1つ分ほどの巨体が地上を高速滑走する様は壮観である。

推進系
 宇宙空間での使用をメインに、推進系は液体燃料ロケットを採用。燃料の水素は機体サブフレームに吸蔵、液体酸素のみをタンクに搭載する。
大気圏内ではやや効率が悪いものの、低レベル噴射とリフティングボディの揚力によってある程度の航続距離を確保した。この時、姿勢制御用ロケットモーターは空気抵抗を減らすために収納される。

パイロット
 機長1名、機体管制1名、火器管制(主・副1名ずつ)、電子管制1名の合計5名が乗り組む。火器管制手が多いのは砲数の多さからである。

制御系
 機体容積の大きさから、従前のI=Dよりもかなり大きいADC(エアデータコンピュータ)を並列搭載した上に、長距離砲撃管制FCSと対空レーザー制御FCSを別個に装備している。

装甲
 表面には赤外線吸収塗料を使用し、大気圏外での被発見率を下げる努力がされている。塗装面の上にはさらに熱昇華樹脂が分厚くコーティングされ、対レーザー防御力が高められた。

中口径レーザー副砲
 腕部と一体化された副砲。大気圏内・宇宙空間を問わず使用される。シャトルモードでもシャッターを開いて使用可能。大気圏内飛行中には主武装となる。

基本運用

 基本的にアートポスト・ベルクールを随伴して運用される。
 地上戦ではシャトルモードで飛行、I=Dに変形して着地、主砲砲撃を行うが、最初から地上に配備してダンボール・ブルドックの援護用として使うことも検討されている。
 打ち上げ時は尾部に超大型ロケットブースターを装着し、単独で重力圏を突破した。



シャトルモード

大口径レーザー主砲

 機首部分に1門装備された自由電子レーザー砲。

 宇宙空間では両形態で展開・使用可能だが、大気圏内では展開するとエアブレーキがかかってしまうため、地上降下しI=D形態に変形する必要がある。

 レーダー性能の限界から、単体での射撃精度はアートポスト等よりやや優れる程度だが、帝國防空回廊とのデータリンクを行うことで高い射撃精度を発揮可能である。
小口径レーザーCIWS

 主に宇宙空間のデブリ自動迎撃用に設置されているが、大気圏内においてもミサイル迎撃や上方防御用に使用出来るよう、大気中の減衰率が低い赤外線レーザーを採用した。
 波長の長さから真空中での射程は短いが、近接防御用としては問題ないとされる。
頭部レーダー

 胴体内レーザー砲との干渉を避けるために、レーダーの設置位置は頭部とされた。サイズ上の制限からアートポストなどとさほど変わらない性能であったが、帝國防空回廊とのデータリンクを前提としているためにさほど問題視はされていない。

 前方監視用メインカメラも頭部に設置されている。