L:高位西国人 = {
 t:名称 = 高位西国人(人)
 t:要点 = ゆったりした服装,灰色の髪,装飾品
 t:周辺環境 = 王宮,ソファ,大きな団扇
 t:評価 = 体格1,筋力1,耐久力1,外見1,敏捷1,器用0,感覚1,知識2,幸運0
 t:特殊 = {
  *高位西国人の人カテゴリ = 高位人アイドレスとして扱う。
  *高位西国人は根源力25000以下は着用できない。
  *高位西国人は一般行為判定を伴うイベントに出るたびに食料1万tを消費する。
 }
 t:→次のアイドレス = 砂漠の騎士(職業),寵姫(職業),商人(職業),藩王(特別職業)
 無名騎士藩国は砂漠や乾燥した地域が多い為、歴史的に遊牧・交易の民が多い。まだ国家と呼べる規模で無かった頃は定住地を持たない者の方が大半で、強いていえば冬に越冬地に留まるぐらいであった。この頃は人口規模も少なく、確たる統治機関もさして必要とされなかった。

 しかし人口が多くなると、整備された統治機関が無いことは次第に問題になりはじめた。村(遊牧民)の合議制度から次第に王制へと制度が整備・移行・集約していくにつれて、定住地の必要性が指摘され始める。
 統治機関が遊牧と共に移動してしまえば、届け出一つだすのも大仕事である。また遊牧・交易民以外の人口も増えており、今や単なる遊牧民の国とは言えなくなっていた。
 そういう経緯もあり、やがて越冬地の一つであったオアシス地域に定住地、首都が設置され、そこに統治機関に所属する人々が集められた。

 この人々が、高位西国人の祖となる。

 首都には王宮が建設され、そこに行政・司法・立法機関が設置された。暑い周辺気候を考慮し、建物は大きく風通しが良い。勤務いる者は、遊牧で移動することも無い為、ゆったりとした服装が好まれた。
 大きな扇子を優雅にあおぎながら、ソファの上で提出書類に目を通すという光景(注:一般事務員)は、大らかなお国柄を反映しているともいえる。
 ちなみに西国人と高位西国人の見分け方は、何か事務仕事をさせると一目瞭然だという。とても仕事をする体勢でないのが高位西国人であり、普通に真面目に仕事をするのが西国人である。国外から来た人が入国申請書を、その場にたまたま居合わせた(一般人の)西国人に渡す、というのはよくある光景である。

 また指輪や髪飾りなどの装飾品をつけている者が多いのも、高位西国人の特徴である。これは首都のあるオアシス地域が交易路上にあり、首都の設置によって商業都市に発展した影響でもある。交易される装飾品が比較的安価で入手できる為、ファッションとして定着したといわれている。また藩王が女性であることも原因の一つといえよう。

 ちなみにこれら装飾品を着飾る習慣がやがて作る側・工芸へと発展していくことになる。無名騎士藩国で一品物、技術志向が強いのはこの為だとされる。この為、高位西国人には工芸関係者も多い。

文:沙崎絢市 絵:麗論