艦種 高速母艦型シールドシップ
艦名 1番艦 セレスタイン
計画番号 NSS-01
基準排水量 59,480 t
全長 281 m
全幅 38 m(最大)
吃水 28 m
最大速力 820 km/h
(442ノット)
潜行深度 980 m
機関 対消滅ハイドロジェット推進
SPE-02型 対消滅機関×2基
2次推進モーター×1基
乗員 280名(最大)
12名(最低運用人員)
RBドック 4機×6
武装 魚雷発射管×32
機雷投下軌条列×2
(魚雷×64、機雷×100)


 NSS-01 セレスタイン級シールドシップとは、無名騎士藩国によって設計・建造された6万t級の高速母艦型シールドシップである。就役はターン13からであり、絢爛近郊世界への侵攻を企図して計画された。

 艦首絶対物理防壁(シールド)発生器によって水抵抗を大幅に減殺、艦尾ハイドロジェットによって800km/h以上の高速性を持つ。操舵は水中翼によって行う。
 本艦は艦載RBを主たる攻撃力をとしており、艦前方と後方にそれぞれRBドックを3つずつ持ち、それぞれに4機ずつ、計24機のRBを搭載し運用する能力を持つ。
 副次武装として艦中央のピドードラムに魚雷発射管32本と機雷投下機軌条2列を持ち、魚雷64発、機雷100発を搭載可能。魚雷・機雷の規格は第6世界の製品に合わせてあり、Mk12魚雷、Mk18長距離魚雷、小型魚雷、高速魚雷、短魚雷、感応機雷、機動機雷などを使用できる。

 本艦は宇宙艦艇の基本設計案をベースに船殻を再設計、主機関を対消滅ハイドロジェットへと換装、艦首を延長しシールド発生器を搭載して水中戦に対応させたものである。絢爛世界においてはRB母艦と呼称されるタイプの艦艇であり、ごく標準的なRB運用能力を持っていた。武装は「夜明けの船」などと比べると控えめだが、これは艦のサイズをできるだけ小さくして高速性を得るためである。これは、基本的な攻撃力は艦首シールドによる突撃と搭載ラウンドバックラーで確保し、艦内積載スペースを乗員及び艦載RBの補給用にあてるという設計思想によるものだった。
 設計段階では艦橋がなく指揮所が艦内に設けられていたが、建艦2ヶ月前に急遽設計変更が行われ、艦橋が追加されている。これはw6火星のエルダニアストームによる荒天に対応しなければならないという事情によるもので、艦橋を付加することによって補給や人員乗降を容易なものとしている。(艦橋が無いと、完全に浮上しなければならないので転覆の危険がある)

 さて、シールドシップは奇襲や強襲といった短期間の作戦行動に向いた艦艇である。ニューワールド軍においては本艦以外に潜水艦艇が存在せず、本艦についてもその保有艦艇数が少ない事から、特にその傾向が強いと言える。

 だがしかし、短期間の作戦行動とはいっても一日二日では終わらない。宇宙における移動ほどではないが、火星の海を航行するのにも相当な時間は必要となり、そして作戦上の都合や緊急時などには、更に長い期間の航海を求められる事もあるだろう。自然な話ではあるが、乗員達は長時間、狭い艦内だけを世界として過ごす事になる。

 環境からくる閉塞感によるストレスは決して無視してよいものではなく、士気に与える影響も大きい。
 故に本艦には、乗員のメンタルケアを重視した艦内設備が多数存在する。

 一番に、通路や個室のスペースを広く割り振っている事が大きい。
 手足を伸ばして眠れることや、天井が高いこと、そしてパーソナルスペースを広く取れることは、地味ではあるが効果は高く、乗員達からの評判も良かった。
 本艦の内装や構造は初代夜明けの船を参考にしているが、積載武装の少なさから、若干多くの余剰スペースを取れている事は強みと言ってだろう。
 陸戦ユニットが存在しない事も、快適な艦内スペースの成立に一役買っている。

 
 また、本艦独自の試みとして、映像設備が設置されている。
 通路一つ、船室に一つずつに、特定環境擬似再現システムとも言うべきホログラムシアターが設置され、壁面や天井に再現映像を投影するこのシステムは、さして高い技術を必要ともせず
(絢爛世界の技術的にはそう難しくない)、それでも高い効果を上げた。
 ニューワールドでは船内生活などそう経験するものではなく、また乗員達の故郷の環境は様々である。
 砂漠の国で暮らすものは視界に砂漠が映れば安心するし、森林生い茂る国で暮らすものは木々を見て心落ち着けるだろう。
 ワールドドーム同様、偽物ではあっても空が見えるのである。これが精神に与える影響は、非常に大きい。

 尚、映像設備を個室で使用する事には制限がないが、通路で使用する事には艦長の許可がいる。
 戦闘中に許可が出る事はまずないが、航行中に同郷の乗員同士で船室が近い場合などには、故郷の風景などを再現することが認められるという。

 余談ではあるがこの映像設備、アニメを放映する事も可能である。
 中には、自前の映像ディスクを持ち込んで上映会を開く者が出る事もあり、その映像の迫力は劇場スクリーンをも上回ると評判が高かった。
 一部有志の調べによれば、一番人気は『超辛合体バンバンジー』であり、『キャプテンタルク』も人気が高いという。
 両作品とも現時点では未完であることから、最新話のストリーミング配信とバックナンバーの有料配信も考えられているのだが、今のところ実現には至っていない。

 その他、痒い所に手が届く設計で、本艦の居住性は高められている。
 その陰に隠れた配慮に乗員が気づく事はそう多くないが、それでも確かに、気配りはいきわたっているのだった。
L:シールドシップの開発 = {
 t:名称 = シールドシップの開発(イベント)
 t:要点 = {
シールドシップは絶対物理防壁による抵抗消滅を利用した高速艦である。時速800kmを越える速度で侵攻することが出来、火星域では絶大な戦闘力を持っていた。
標準的なシールドシップは32発の魚雷発射管を側面に装備し、24機のRBを装備していた。

 t:周辺環境=火星の海
絵:冴月 文:GENZ、赤峰