「アプローの涙」事件で使われたラウンドバックラー「流星号」を改設計して製作されたI=D/RB。
汎用有人機として贅沢な仕様が盛り込まれた高級機である。


正式名称 NKiD-00R
愛称 アウィナイト(Hauynite)
種別 汎用I=D/RB
全高 9.2 m
乾燥重量 42 t
搭乗者 1名+BALLS/猫、1機/1匹
固定装備 シールド発生器 ×2
NLS-104B 小口径レーザー ×2
発動機 PE-09 対消滅反応炉
燃料搭載量 18 g
主推進機 PAW/R-02 ハイドロジェット/プラズマロケット
推進剤 H2O
推力 52t ×2
レーダー NTR-02 トポロジーレーダー2
ステーション 01〜04:脚部(水中/宇宙でのみ装備可能)
05〜06:腕部
07:頭部(偵察ヘルメットのみ装備可能)
開発統括 G&C Armaments
海へ 還る。

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 無名騎士藩国はメカの国であり、火星の海で共に戦った同胞達を愛し、その事をきっかけに、国民となったものも少なくない。
 無名騎士藩国版の流星号という機体は、もとは第六世界火星の機体であり、その機体をアイドレス仕様に改装した機体であった。
 そして、「アプローの涙」事件における、ハリー救助作戦において、作戦の中核を成した機体であり、芥辺境藩国防衛戦において、GENZ藩王自らが出撃した際の乗機であった。

 そんな機体である流星号がT11に流星号改として開発されることが発表された。
 そのことを、国民の多くは喜んだ。
 それは流星号という機体が“アプローの涙”事件においてACEを救った事や、共和国の大義と名分を蘇らせたきっかけとなった戦いにおいて我が国の藩王の命を守った機体であるという理由だけで喜んだわけでは無かった。
 流星号は自分たちの始まりである、あの火星の海と繋がっているのだ。
 そう、国民達は幻視したのだ。自分たちの始まりである、懐かしき火星の海に再び舞い戻る日を。
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 オフシーズンでの「図書館藩国」事件、玄霧藩国防衛戦、エースキラー(シープホーン)の各地での出現等、ニューワールドにはターン9以降数度に渡って敵性ラウンドバックラーが出現した。これらRBはその名の通り絶対物理防壁による盾を装備、NKiD-05アビシニアンの長距離レーザー砲撃であろうとも無効化してしまった。この盾を突破する方法は唯一つ、同じRBによる白兵戦闘で中和無効化するしかないとされているが、RBをわずか4機(希望号2機、雷鳥号、太陽号と全て特別機である)しか持たないテラ藩国諸国は常に苦戦を強いられ、敵を撤退に追い込むことはできても、撃破することはかなわなかった。
 これらに対抗する量産型のRBを求める声は大きく、無名騎士藩国開発局はテラ歴ターン0「アプローの涙」事件で使用されたRB流星号をI=Dとして再設計する形でそれに応えた。同時にF級フレームの改良量産が決定され、これら2機種はコンセプトを違えて設計されることとなった。

 そもそも流星号(L級フレーム)は第6世界の最新鋭”人形”であり、宇宙活動を主眼としている。「アプローの涙」事件で使用されたのはそれを無名騎士藩国で改装しRBとした機体である。

 このRB仕様の機体は宇宙戦能力を残しつつも地上・水中で安定した性能を発揮する汎用機として設計されていたが、これを再構築してI=Dとして再設計するにあたっては一部装備を脱着式とすることで機体バランスの悪化を防ぎ、各環境での性能を向上させている。基本形態は陸戦/海戦用装備であり、とかく大型化しがちな宙用装備を外部化することでデッドウェイト化を防止するものとした。

 本機はRBドライバー1名に加えてBALLS1機,あるいはかわりの猫1匹が搭乗することができる。
 本機は(当然ながら猫よりも腕が良い筈の)RBドライバーが搭乗することを前提としているため、過敏なほどの反応速度を発揮するようなセッティングが施されることが多く、特に一部のエースドライバーはフルマニュアルでの繊細な操作を好み、猫を乗せずに出撃する者もいたという。

NKiD-00 流星号(無名騎士藩国仕様)
評価
配分比 能力
宇宙 1000
地上 1000
水中 1000
武装 1000
センサー 500
装甲 500

●頭部
 センサポッド、レーザー砲、ウォータージェット給水口の機能を備える。通常時は額部の汎用センサを使用するが、精密センシング時はカバーが開いて大型センサと2基のサブセンサが露出する。ちなみに4つ見える穴は偵察ヘルメット用のステーションである。
 レーザー発射時にはフィルターがかけられ、散乱光による影響を最小限に抑える。

●NLS-104B レーザー砲
 ヘリオドールの胸部に装備されているのと同型の小口径レーザー砲。対人・対デブリ迎撃用の武装である。特に精度・速射性に重きが置かれている。

種別 自由電子レーザー
口径 20 mm
波長 0.8 nm
スポット半径 2 mm
真空中における最大射程 800km
●偵察ヘルメット
 頭部から背中側まで覆うように装着する、主として宇宙用の装備。水中でも使用可能。
 大型パルス・ドップラーレーダーを備える他、大型カメラや各種電磁波センサ、水中レーダー、通信アンテナ、情報処理用コンピュータ等を搭載し部隊の目となった。
 ヘリオドールや玄霧藩国広域宇宙監視システムとのリンク機能も標準装備されており、人形指揮機としての機能をも発揮する。
 本装備を使用する場合は頭部レーザー砲が使用できないため、自衛用としてレーザーランス、あるいはT型ガンポッドを装備した。
●胴部
 胴部は原型機から複殻構造を受け継いでいる。外殻はNKiD-00にも増して重装甲とされ、内殻コクピットブロックの保護を重視。宇宙戦を考慮して断熱性・気密性にも多大な注意が払われた。

 また、エンジンまわりの冷却も重大な問題であった。通常RBでは水中行動しかしないために機体は常時冷却され、特に冷却問題は発生しないのだが、陸戦機は空冷、宇宙戦機は放射冷却を行わねばならないため、アウィナイトでは胸部から背部にかけて大型放熱器が追加されている。

●腕部
 下膊部に絶対物理防壁発生機関を搭載。本機の腕部はI級フレームタイプの改良型として設計されており、ステーション1基を持つ。先端部には電磁流体式マニピュレーターが収納されている。
 肩には水中用エマージェンシーバルーンを収納。使用時は圧搾空気で膨張、機体を水面まで押し上げる。

●脚部
 通常のRBでも脚部は水上跳躍のためにかなりの強度を持たされているが、一般には水中での行動を重視し、陸上歩行には適さない形状となっている。
 しかし本機の原型であるL級フレームでは都市船内戦闘及び野戦を前提として脚部が設計され、歩行用の踵がつけられていた。アウィナイトにおいてもその設計思想は健在であり、機体重量が原型機よりも増加していることもあり、足回りはより堅牢に強化されている。

 脚部ステーション2基は魚雷やミサイルチューブを装備するためのもので、宇宙戦・水中戦時にのみ使用される。

●コクピット
 第6世界歴2250年代に使用されていた水中バイク兼用型コクピットは改められ、衝撃吸収剤で満たされて身体を前後から包む通称「タイヤキ」型コクピットが搭載されている。なおフライトスーツ装着は義務化された。
 一人乗りで、BALLS1機あるいは猫1匹が同乗できる。


●酸素タンク
 パイロットに酸素を供給するためのエアボンベ。機体内にも非常用タンクが備えられてはいるが、通常は交換の容易なこの外部タンクを使用する。

●主推進器
 背部に装備されたベクタードノズル型推進器。L級フレームではF級フレームなどと同じく双発が選択され、整備性やサービスライフを犠牲にしてでも運動性と出力効率を取っている。推進方式はウォータージェット・プラズマロケットの2モード切り替えが可能だが、燃焼室は共通。周囲はγ線遮蔽材で覆われている。

 放熱器の追加装備に加えて装甲を増やしたことで重量がかなり増大しており、これに対応するためにエンジンがチューンナップされ、推力が原型機比にして30%あまり増加した。

▼ウォータージェットモード
 水中戦で使用される推進方式。いわゆる一般のRBで使われている方式であり、頭部に設けられた吸水口から取り入れた海水を対消滅炉で加熱・加圧、蒸気にして噴射し推力とする。

▼プラズマロケットモード
 宇宙戦時に使用される推進方式。推進原理などはウォータージェットモードと同じだが、外部の水を取り入れるのではなく背部に追加装備したプロペラントタンク内の水を推進剤として使用、反応温度もウォータージェットに比べ高い。これは推進剤が無尽蔵に存在する水中と違い、限られた推進剤でより大きな推力を得るためである。



 オプション装備に関しては、原型機たる流星号の装備をそのまま使用できる。また、無名騎士藩国がかつて開発した“人形”ヘリオドールの装備していた武装も一部互換性があり、補給を容易なものとしている。
●Y型魚雷発射管
 腕部及び脚部ステーションに装備可能なロータリーランチャー式魚雷発射管。水中専用装備。

弾種は以下から選択可能。本数/個数は1ステーションあたりである。

長距離魚雷 パッシブ誘導 3本
短魚雷 アクティブ誘導 6本
有線魚雷 有線誘導 3本
機雷 無誘導 6個


●H型ミサイルチューブ

 腕部・脚部ステーションに搭載可能なミサイルパイロン。陸戦/宇宙戦用装備。

弾種は以下から選択可能。
地対地ミサイル 画像/赤外線誘導 3本
地対空ミサイル 画像/赤外線/紫外線誘導 3本
宙対宙小型爆雷 時限 6個

●NMC-01A 制領域ミサイル・クラスター

 ヘリオドールの同装備参照。腕部・脚部ステーションに搭載。

●T型ガンポッド

 主として陸戦で使用される機関砲ポッド。35mmケースレス弾を使用し、水中からの強襲揚陸作戦でも装備できるように耐圧・耐水パッケージとされた。
 マガジンには装弾数の多いヘリカルマガジンを採用している。

種別 機関砲
口径 35 mm
砲身長 25口径
マガジン装弾数 150 発
発射速度 240 発/分
銃口初速 780m/s
有効射程 1,400 〜 1,600m
重量 2,300 kg

●NLM-203B レーザーランス

 宇宙戦において主力兵器となる中型レーザー砲。ヘリオドールの装備していたNLM-203の改良型で、連続照射時間が約20%増加している。

種別 自由電子レーザー
口径 400 mm
波長 0.1 nm
スポット半径 2 mm
真空中における最大射程 6000km
重量 1,970 kg

●Sカトラス
 シールドを延長、白兵戦武器として動かすための装備。延長されたシールドがカトラス型を取ることからカトラスと呼ばれる。これそのもので物理的破壊を行うのではなく、艦剣状に形成されたシールドをもって対象を切断する。
 (実際にはシールド同士の対消滅によってカトラス本体が接触する可能性があるため、ある程度の強度が持たされている)


Sカトラスver.4(クリックで拡大)

●フライトスーツ
 宇宙服としての機能を備えたスーツ。搭乗時には着用が義務づけられている。カートリッジ型の酸素ボンベ1つにつき18時間(一般人知類基準)の船外活動が可能。

 ヘルメットにはコクピットとの接続コネクタが設けられており、接続時はHUDとして機能する。スーツ部分は耐圧となっているが、主に宇宙空間への対応であり、水中戦では基本的に機外脱出ではなく肩部装備のバルーンを使った浮上を行うことになる。シューズ部分は電磁石シューズとなっており、無重力空間での機外作業及び艦内移動に対応している。

●サバイバルキット
 コクピットには非常用サバイバルキットが備えられ、機外活動用ガス銃、サブマシンガン、栄養剤、レーション、覚醒剤、再生パッチなどが納められていた。これらはフライトスーツにワンタッチで装着することができる。
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L:RB・流星号改の開発 = {
 t:名称 = RB・流星号改の開発(イベント)
 t:要点 = 一般性能要求{
 流星号改は戦後、火星軍の標準装備RBとして開発されたものをにゃんにゃん共和国がI=Dとして改造し、使用しているものである。足回りが改造されたほか、装甲強化、武装見直しが行われたが、火星の海での使用も想定して絶対物理防壁展開機能とウォータージェット能力はそのままだった。

 t:周辺環境 = 海
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *RB・流星号改の開発のイベントカテゴリ = 藩国イベントとして扱う。
  *RB・流星号改の開発の位置づけ = 生産イベントとして扱う。
  *その国用の流星号改(乗り物)を作成できる。
 }
 t:→次のアイドレス = なし
L:流星号改{
 t:基本コンセプト = 汎用有人高級RB/I=D
 t:全長 = 9.2m
 t:乾燥重量 = 42t
 t:搭乗者 = 1名+BALLS/猫、1機/1匹
 t:推力 = 静止推力90t
 t:基本装備 = シールド発生器,Sカトラス,対人/対デブリ小レーザー
 t:活動範囲 = 水中、陸上、宇宙
 t:装甲形式 = 複殻構造,パイロット保護のため胴は特に厚い装甲
 t:頭部 = 一つ目の汎用センサ,陸上/宇宙用センサ(水中ではカバー),可変可動水取り入れ口(ウォータージェット用)
 t:胸部 = 宇宙/地上用に冷却器装備,グラマラス,小口径レーザー×2(水中戦時はシャッター)
 t:脚部 = 都市船内/陸上歩行用に踵装備,機体重量増加に耐えるためマッシヴ,ステーション2つ
 t:腕部 = 絶対物理防壁発生装置,収納式作業用マニピュレータ,ステーション
 t:推進器 = PA加圧式ウォータージェット(PA=pair annihilation。対消滅),双発,スラストリバーサ,胴内バラストタンク及び外部推進剤タンク装備で宇宙戦に対応
 t:ステーション = 01〜04は水中・宇宙でのみ装備可能,{
  t:ステーション01〜04 = 脚部,装備可能武装 = {Y型魚雷発射管,H型ミサイルチューブ}
  t:ステーション05〜06 = 腕部,装備可能武装 = {Y型魚雷発射管,H型ミサイルチューブ,T型ガンポッド,宙戦用レーザーランス}
  t:ステーション07 = 頭部,偵察ヘルメットのみ装備可能
 }
 t:装備可能武装 = Y型魚雷発射管,H型ミサイルチューブ,T型ガンポッド,宙戦用レーザーランス
L:RB・アウィナイト = {
 t:名称 = アウィナイト(乗り物)
 t:要点 = グラマラス,剣鈴,迫り来る
 t:周辺環境 = 海中
 t:評価 = 体格14,筋力14,耐久力15,外見14,敏捷18,器用6,感覚0,知識7,幸運7
 t:特殊 = {
  *アウィナイトの乗り物カテゴリ = I=D(TLO)、RBとして扱う。
  *アウィナイトは水中、宇宙、地上で使用できる。
  *アウィナイトはパイロット1人+猫士を載せても良い。(もしくは猫士1だけでもよい。この単独猫士は性能評価二倍で扱う)
  *アウィナイトは遠距離戦闘行為ができ、この時、これら攻撃判定は評価+3される。
  *アウィナイトは白兵戦闘行為ができ、この時、攻撃は必ず成功する。
  *アウィナイトは防御行為ができ、この時、防御は必ず成功する。ARを3使う。
  *アウィナイトの人機数 = 10人機として扱う。
  *アウィナイトのアタックランク = ARは10として扱う。
  *アウィナイトはRB主力(自軍参加機の75%以上がRBで歩兵がいない場合)の作戦において敵味方の開始ARを10にする。10より下のARに影響を与えることはない。
 }
 t:→次のアイドレス = 烈聖号の開発(イベント),RB・Z級フレームの開発(イベント),ハイ・パイロット(職業),トレッドの開発(イベント)


おまけ





アウィ子「むっちりしていってね!!!」