アトモス型攻性デコイ WAD-01「アルファン」

宇宙怪獣との戦闘を前に急遽設計された囮(デコイ)。
帝國軍の宇宙主力機「アトモス」の大量使用に際し、更に被害を局限する為に開発された。


設計局に対し出された要求は以下の通りである。
・アクティブな探知手段(レーダー)及びパッシブな探知手段(赤外線、光学)に対して「アトモス」と同等の存在と誤認させる事。
・一定の攻撃能力を有し、戦力と認識させる事。
・大量生産するため、ウォードレス並の低コスト、かつ既存の生産ラインを流用出来る事。
・艦艇から射出、自力移動し陣形を構築出来る事。



これらの要求に対して提出されたのは、以下のような設計であった。

・機体外形はバルーンで表現する。
 フレーム型、あるいはモノコック等では生産ライン設営に加えて資材調達にも相当のコストがかかってしまうため、コストが安くかつアトモスの形状を真似られる素材として、バルーンが選定された。

・梱包状態で艦艇より射出後ガスタンクを解放。バルーンが膨張し、使用可能となる。
 艦内での射出前作業はエンジン、レーザの調整を除くとオートパイロットの設定程度となった。。

・アトモスと同型のエンジン1機により、自力移動可能。
 生産ラインの共用、推進剤排熱パターンの関係も合わせ、アトモスと全く同じものが使用されている。

・バルーン表面には金属箔を貼った上でアトモスと同様の塗料を塗布する。
 これはレーダー波の反射パターンをアトモスに合せる為である。

・アトモスよりレーザー砲を転用。
 本体センサが大幅に削減されているため、照準用センサが増設されている。FCSはアトモスのものが簡略化されて搭載された。

・アビオニクスは移動に必要な最低限のもののみとする。制御ソフト・ソースコードはやはりアトモスの流用である。
 AIはアトモスよりもクラスの低いものが搭載されており、複雑な戦闘機動は行えないが、コマンドあるいはオートパイロットで指定した目標に対し射撃、あるいは乱数回避を行う程度は可能である。



STAFF

 イラスト:冴月 設定/HTML:GENZ FLASH:ダーム